廃墟
奥多摩の廃村「峰」を歩く
2011年07月18日
初めての廃村探訪。
奥多摩には幾つか廃村があるらしい。
バイクの慣らし運転を兼ねて、廃村へ遊びに行ってきた。
目的地は廃村「峰」。
その昔、「散歩の達人」で紹介されていたほど、メジャーな廃村です。
週末の青梅街道をかっ飛ばすと、白バイに捕まるので、ゆっくりのんびりトコトコと向かいます。
起点になるのは青梅線の「鳩ノ巣駅」。
駅から村までは歩いて1時間程度らしい。
廃村までの案内や標識はないけど、
登山道を素直に歩いて行くと良いみたい。
素直じゃないと迷います。
裏読みは、行き止まりへと導かれますので、
ひとりの場合は絶対にしないほうが良いね。
道のりは険しい。
水分の持参は必須だし、サンダルで来る場所ではありません。
…危ないところだった。
すれ違う人々は、登山する格好です。程よい汗と、鳥のさえずりが心地良い。
社を過ぎると、進むべき道がわからなくなる。
社の裏には、倒壊したトイレ。
すでに嫌な香りはない。
整備された道に出て、そのまま下る。
ここまでは車で来れるのかも知れない。
と思ったら、土砂崩れ。
車じゃないから関係ない。
越えてテクテク歩く。
倒れた杉の木の上を歩くと、すぐに廃村の入り口です。
石垣が残り、生活の痕跡も。
建物は無い。
緑が深い。
まるで腐海みたい。
うっすらと井戸アリの文字。
木々が太陽を遮ってくれる。
瓶や釜、ヤカンなどが朽ちている。
溜まった水に、オタマジャクシが大量に蠢く。
少し下ると倒壊した建物があった。
建物が自然に還っていく経過をみている。
人為的な装飾もありけり。
鉄もゆっくりと自然に還ろうとしている。
他にも廃墟ファンが訪れている。
雷が鳴ってるから帰ろう。
こんな週末もたまには良いじゃないか。
“奥多摩の廃村「峰」を歩く” への2件のフィードバック
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鳥肌が立つほど
素晴らしい~画像です
かつて
このような場所に行ったことも
見たこともありませんでした・・・
なんだか言葉になりませんが
ありがとうございました
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>nichicaさん
こんにちは。
自然が人造物を取り込んでゆく風景には、
心が動かされました。
数年後に、また行ってみようと思います。