お伊勢参り
素晴らしき賓日館
2011年05月23日
鳥肌が立つほどの美しさ。
二見浦にある賓日館へ行った。
ガイドブックに載っていたから存在は知っていた。時間があったら行こうか程度に考えていたんだけど、たまたま前を通ったから入った。
興味を引く外観で良かった。素通りしていたら価値に気づかぬまま生きていくトコロだった。
明治20年の建築だそう。
階段の柱には蛙が彫刻されている。
ポンと乗っかってるように見えるけど、しっかりと刻まれている。
階段を上って広間へ。
ガラスの模様が宝石みたい。
廊下の天井や床、照明にもしっかりとした意匠。
度肝を抜かれた120畳の大広間。
圧巻。
何とこの大広間やその他の客室も値頃感のある料金帯で借りられるのです。伊勢市民なら、結構式やイベント等で使いたいトコロ。
舞台の段差にも貝細工。
手抜きは一切なし。
部屋がいっぱいあるんだけど、
それぞれにデザインが異なる。
初めて知ったんだけど、襖引き手は刀の柄と同じなのね。
未知の時代を見る。
格子が二重になってる天井。
窓辺のモダン。
和洋折衷。
こっちは和。
テーブルにひよこが舞ってる。
太陽の光や室内から溢れる明かりを、意匠としている。
窓は松の葉をイメージしているのね。
敢えて裏から見ることで、柔らかな表情に。
所々にスタッフがいて、部屋ごとの特徴を説明をしてくれるのも嬉しい。
当時の暮らしぶりを反映して建物に施された工夫や、部屋の使われ方、そしてデザインの意味も細かく教えてくれます。
心の一部を持っていかれるような建物でした。
お伊勢参りの日程に是非とも組み込んで頂きたい。
古い建物に興味がなくとも、日本人の感性の素直さを感じることができるハズ。
自信を持ってオススメします!!
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