ベルギー

バレンタインデーのチョコ

2009年02月13日

ピエールマルコリーニとレオニダスのチョコレート。彼らの出身は共にベルギー。

バレンタインを目前に逆チョコならぬ、我チョコ。通勤の度に通るチョコレート売場で、甘い誘惑に勝てませんでした。

ピエールマルコリーニの売場でコレ下さい。すぐ近くのレオニダスの店でコレ下さい。

 

昨晩はオリジン弁当を食べたと言うのに、チョコだけで5000円オーバーの出費。

 

突然買ったのには理由があります。

最近は特に帰宅が遅く、風邪気味で調子がイマイチ。

忙しいと言う字は、心が亡ぶと書くのです。使わないようにしているんだけど、心にゆとりが無い。

本当に美味しいモノを食べていないので、何かを味わう必要があると考えていたの。

 

旅行をしている時にベルギーのアントワープに立ち寄った。

旅行中はゆっくりと時間が流れるという人が多かったけど、

僕の時間はかつて無いほど流れが速かった。日々の驚きと興味とがゆっくり進む時間を許さなかった。

自分が求めただけ、心と体に刺激がダイレクトに届いていたからこそ、動き続けなければならなかった。

そんな僕の時間を緩やかにしてくれたのが、アントワープで入ったカフェ。

 

隣の席でマダムが紅茶を頼んだ。

ポットと一緒にテーブルに置かれたのは銀の砂時計。

ゆっくりとした時間が目に見えた。

 

積み重なる砂が焦る心を静めてくれた。

僕はカプチーノを頼んでいたから、砂時計は遠目に見るだけだった。

そんな思い出のあるベルギー。

 

帰ってから早速チョコを食べた。

 

 

コーヒーを淹れて、チョコを口に含む。

高級品だから味わって食べる。ゆっくり味わいたいから買ったんだ。チョコに詳しい訳でも、うるさい訳でも無い。

 

感覚を澄まして、舌触りも口から鼻に抜ける香りも感じながら噛む。

静かに流れる時間が心を穏やかにする。

 

銀の砂時計を思い出せば、穏やかになれる事に気付いた。どこかでもう一度出会えるといいな。

コーヒーはちょっと薄かったよ。



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