山形帰省
ひとりぼっちの雪だるま
2009年01月04日
深夜、親父のつくった芸術的な濁酒(どぶろく)で酔っ払った。
入っているペットボトルの蓋には穴が開いていて、シュワシュワとお酒の呼吸が聞こえた。
雪はしんしんと降り積もる。
ピノが食べたくなった。
コンビニに買い物に行く必要がある。
積もりたての雪を踏み歩く。
コンビニへ行く途中、花園公園でひとり黙々と雪だるまをつくっている男を発見。
いかにも怪しい。
怪しいのでちょっと質問してみた。
君、誰?
町内会長の息子らしい。
雪だるまをつくりたかったので一緒にゴロゴロ転がす。
積もったばかりの雪だから、雪の下の土も巻き込む。
雪だるまの表面が土で汚れる。
手には土が付き、冷たく凍えてやってられるか!感が出る。
さっさと手を引く。
コンビニからの帰り、彼はもう居なかった。
雪だるまは、未完成でただの大きな雪玉だった。
翌朝、いい天気になっていた。
高さの違う蛇口3兄弟も健在。
昔はココで水を飲んだんだ。
昼過ぎに公園近くを通った。
完成していた。
不恰好だけど、なんだかうれしいな。
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