バイク

ピースサインというバイク乗りのあいさつ

2008年11月08日

免許を取ったばかりの頃は、毎日バイクで走った。速く走るとかではなく、走り回っていた。

 

学校が海沿いの鶴岡市にあり、家は内陸の山形市だったので100km程度離れている。

途中に月山という大きな山があり、移動が不便なので親元を離れて暮らしていた。

 

免許を取ってからの週末は、月山を越えて鶴岡から山形までをバイクで走っていた。冬はヒッチハイクだったけど。

 

週末に月山ですれ違うライダーは、みんなピースサインをくれた。

すれ違うときに片手を挙げて交わす挨拶。バイク乗りの仲間に入れたようで嬉しかった。

 

東京に来てからはピースサインをしても、返ってこない事が多くて残念な気持ちになっていた。奥多摩じゃ誰も返してくれない。すれ違うライダーが多すぎるのか。

 

東京は世知辛いと感じていたのだけど、超絶ヒーローに出会った!

 

新目白通りにてすれ違ったCB-F(僕のと同じバイクね)は、向こうから手を挙げて挨拶くれはった。

街中で交差した、同じバイクに跨る二人の関係。もはや言葉では言い表せない。

彼はカッコよかった。そもそも挨拶できる人はいい人だ。いい気分にさせて下さる。

 

アメリカをバイクで一周していた時の話なんだけど、

ハイウェイですれ違う高速走行中のスポーツバイクは、派手に手を振ってあげると高確率でウイリー走行を始める。

何キロ出ているかわからない状態から、フロントを浮かし始めるその勇気。

いや、無謀。

 

彼らはエンターテイナーだと思う。



“ピースサインというバイク乗りのあいさつ” への2件のフィードバック

  1. makoto より:

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    東京は世知辛いって・・・・・(笑)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >makotoさん
    昔はきっとそう感じていたんですよ。

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