古民家生活(神楽坂)
井戸端会議
2011年12月04日
家の裏には古井戸があるの。
庭の水やりなんかで、日常的に使っていたのね。
その井戸に異変が起こった。
雨上がりの朝、お隣にお住まいのお母さんが訪ねてきた。
井戸の下に穴が開いていて危ない事になっているから、入れないように紐を渡そうと思うんだけど、敷地の柵に掛けてもいい?
井戸には穴が開いていた。
深さは3-4mくらい。
今まで良くも気づかなかったもんだ。
お隣のお母さんのお母さんが子供の頃からあったのだそう。
日曜に大穴が発覚したので、
月曜に役所に問い合わせてみるのだそう。
ご近所さんが集まって、これぞ正に井戸端会議。
後日、
穴が塞がれ、近寄れないようになっていました。
区が所有している土地だと思っていたのだけど、土地の所有者が別にいるとの事。
でも、残念ながら連絡が取れず、対処の方法が無いらしい。
仕方ない。
家の中に独立した洗面台がなく、井戸の水を当てにした生活をしていたので、実に不便なのです。
でも長年にわたって私有地を地域に開放してくださった方に、
感謝の言葉を伝えたいと思います。
どうもありがとう。
僕の好きな風景でした。
朝、近所の誰かが井戸を使う、キーコキーコという音で目覚めることがなくなるのは、とても残念です。
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