ちょっとだけ面白いこと

おなかいっぱい、プラハの思い出

2009年09月19日

※2007年2月のmixi日記を転載。

ガイドブックを借りる事に成功したプラハ観光。
思い起こせばコレが無い為に
インドのエローラでは小道に気付かず半分見逃したし、
中国では大理、麗江を通過し、尚且つカシュガルからアリに行く為にゴルムド、ラサを経由という数千キロも不毛な移動をした。
他のは恥ずかしいから伏せておく。
地図くらいは持っておけよとそう思うのですが地図帳は重くて。
ガイドブックがあるとドコに何があるかバッチリわかるアルよ。
地図もあるので楽ちんアルヨ。
小ネタも拾えて便利アルYO。
カレル橋のザビエルを支える人の中に東洋人居るとか
ネポムツキー像に触れると幸運に恵まれるとか。
ガイドブックなかったらザビエルだとは気付かないし、
更に運気が赤まる急上昇とは思えなかったでしょう。
どーでもいいことも多いけど。
で、それを相棒にしてプラハを歩いてみたよ。

プラハはね、今までの他のどの街より格段に大和撫子がたくさん。
彼女らも、そして私も同じガイドブックを持って歩く。
自ずと似たコースを回る事になったりする。
広場で会って橋でも会うみたいな。

で、撫子の反応は私を怪しい男扱い。
つけまわされてると感じた様子。
私に気付くとポケットやバッグ等の
身の回りの物が無くなってないか確認し、
私に一瞥をくれた後、早足になる。
私も歩くのは早い方でして2人の距離は平行線。
心も体も。
いや、心はフェイドアウェイ。
私は私で用も無いのに気を遣って曲がったりするのも癪なので
ペースをキープ。
近すぎず遠すぎず。
なでしこのヤツは後ろを振り返り、えーーみたいな顔。
私もとうとうつけまわしてる気分になり、さすがに競歩で抜き去る。
すると立場が変わり、撫子はストーカーとなり、
私は恐怖に怯え眠れぬ夜を過ごすのであった。

相棒の働きで効率良く見ることができたせいで歩きまわり過ぎ、一日で幾つも教会を見てしまったせいで溜息が出る様な、
今後造り始める事が無いような建築にすら飽き、注文するまでどんな料理がくるかわからなかったレストランという所は、載ってる写真を指差せば同じのが出てきて、見るからに食べきれないのがわかってて注文した豚の膝のローストなんかはやっぱり食べ切れなくて、しかし相棒のくせにこいつはくいもしねえはなしもしねえのみもしねえおまえきいてんのか。

相棒のおかげでおなかいっぱい。

※写真は全てプラハ。豚の膝のローストがアイスバインだったわけです。



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