古民家シェア生活(高円寺)

佐藤錦と申します

2009年06月27日

母ちゃんからさくらんぼが届いた。
山形といえばさくらんぼ。
さくらんぼと言えば佐藤錦。

さっそく食べたけどおいしいな。
一年に一回だけの楽しみ。
旬の物はおいしいな。

一生懸命に育ててくれた農家の方に感謝します。

紅秀峰というさくらんぼの新種が、ちょっとした問題になっているの。
知ってる人は居ないと思うので、ちょっと書いてみる。

要は山形産のサクランボの苗木を、農家の方の優しさに便乗したオーストラリア人が持って帰って、大農園で栽培して日本へ逆輸入しちゃってたの。
僕も地元のTVで見たんだけどさ。現在はすんごいダメダメな条件で和解したみたいだけど。

ちなみに逆輸入された物は値段がめっちゃ安いらしい。しかも、味はそっくりだそうな。
がっかりしたよ、ダメじゃんって思ったもん。競争の社会だから、しょうがないと言う見方もあるかも知れないけど、農家の方の苦労が少し分かるからさ。

真似するより、オリジナルの方が手間が掛かっているんだよ。
機械でガーガーしてる訳じゃないんだもん。
でもね、救いとなるかどうかわかんないけど、全然違う点があったよ。

山形産
1
/|
/ |
O O

オーストラリア産
○_人___Q
/|\
/ | \
○  ○  ○
見た目が良くないの。
オーストラリア産のはカップルじゃないんだ。
慣れてしまえば気にならないかも知れないけどさ。

何だって本物は見た目にも美しいと思うの。
山形のバカ正直な人たちが、美味しい物を食べてもらおうと開発して、
丹精込めて育ててきたさくらんぼを大事にして欲しいの。
僕が書いてもしょうがないとも思うけどさ。

いつかの新聞で読んだ、寂れた港町の漁師さんの言葉。

本物の魚の味を国民が忘れてしまったら、俺達もこの街もいらない。
食う人たちが決めることだと思うよ。

彼らはアフリカの深海魚に悩まされていた。
加工されて、原型を留めない見た目の良くない魚を、
知らず知らずに僕らは食べているんだよね。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です




Top